今日はいよいよ引越し。
朝からオカンが来て手伝ってくれた。
5年間を過ごした京都ともいよいよお別れ。
なのに、思い入れの深い場所にいってこっそりとひとり、別れを告げる時間などなく、ただひたすら引越しの準備に忙殺される。
風流さのかけらもないがこれが現実…

そんな中、忙しさの間隙を縫って、ボクとボクのオカン、それに姫と姫ママの4人でランチ会食をすることになった。
ボクは姫ママには何度か会ったことがあったけど、ウチのオカンをむこうに紹介するのは初めてだ。
ってか、うちのオカン、息子がお付き合いしてる人と会うの初体験。
会食が決まってからは妙にそわそわしていた。

会食が始まってからも、妙にかしこまった言葉遣いや、奇妙としか言いようがないえせ標準語など、随所に緊張が見られたけど、それにしてもよくしゃべる。
姫ママもよくしゃべる人なので、延々ふたりのトークショー。ボクたちは言葉をはさむ隙すらない。
しかもウチのオカンはボクのクソガキ時代の話ばかりむし返し、姫家族、興味津々。
黙るしかないボク…
なんか、無理矢理場を盛り上げようとして、身内同士自虐ネタでお互い足をひっぱりあっている、合コンみたいな雰囲気だった…

その後も、ウチの弟や向こうの兄など、対象は変われど、ずっと身内のダメさ加減を披露してはそれを笑うという図式は変わらなかった。
これが京都最後の思い出かと思うと、とても微妙…
でも自慢話よりは自虐ネタのほうが好きだし、そのほうが楽といえば楽。
まぁ、楽しかったし、こんなもの?

なんか妙に現実を思い知らされた、奇妙な京都最後の1日だった。